ショッキングなタイトルですが、2型糖尿病を患っておられる方の死因で一番多い疾患は『がん』です。
しかしながら、糖尿病と診断されて治療を受けるようになると、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化関連疾患、腎症や網膜症、神経障害などの合併症をクローズアップしがちです。
私はこれまで、消化器がんを中心に数多くのがん患者様と向き合って参りました。手術や薬物治療(抗がん剤・分子標的治療薬・免疫療法など)、そして放射線治療を組み合わせた集学的治療をもってしても、手術で完全に切除出来なければ再発し、無念にも人生半ばで死に追いやられるのががんという病です。
規則正しい生活、基礎疾患をきちんと医学的に管理すること、そして早期発見に優るがん治療はありません。
“がん予防” は、がんが発見される前から始め、がん検診で早期発見に努めることで初めて意味を成します。
次回は、近年急増している “脂肪肝から出来る肝臓がん” のお話をします。