公費で接種できる子宮頸がん予防ワクチンは『ガーダシル®︎』です

『子宮頸がん』は、ヒトパピローマウイルス(HPV)という、ごくありふれたウイルスの感染が原因で起こります。HPVは、生涯に80%以上の方が一度は感染します。HPVには200種類以上の「型」があり、子宮頸がんではHPV16, 18型の感染率が65.4%を占めます。

公費で接種できる子宮頸がん予防ワクチンは『ガーダシル®︎』です。ガーダシル®︎の接種によって、HPV6, 11, 16, 18の4つの型のウイルス感染を防ぐことができ、子宮頸がんとその前がん病変などを予防できます。しかし、HPV6, 11, 16, 18型以外の病変については、予防効果は期待できません。

ガーダシル®︎で十分な効果を得るためには、必ずガーダシル®︎を3回接種する必要があります。接種スケジュールは下記の通りです。

【接種スケジュール】
初回接種(1回目)
▶︎2ヶ月後(2回目)
▶︎6ヶ月後(3回目)

また、1回目・2回目・3回目は、必ず同じHPVワクチンを接種して下さい。他のHPVワクチン接種歴がある場合は、ガーダシル®︎接種はしないようにして下さい。