【新型コロナ 第7波までのふりかえり③】 〜BA.5の免疫逃避と今後の懸念〜

今まで日本で流行したアルファ株やベータ株に比べて、オミクロン株は免疫をすり抜ける力(免疫逃避)が強いと考えられています。オミクロン株のなかでも、特にBA.5は、BA.1 BA.2と比較して免疫をすり抜ける力(免疫逃避)が上回っていると考えられています。

そのため、過去にオミクロン株に感染したにもかかわらず、もう一度同じオミクロン株であるBA.5に感染する可能性が指摘されています。

3回目のワクチン接種の効果が減弱し、4回目接種が行われている時期であることやそもそも若年層で新型コロナワクチンを接種しない方が多くいることもBA.5感染拡大に大きな影を落としています。

新型コロナウイルスは、体内で持続的に感染し続ける可能性も指摘されています。また、季節性インフルエンザと同様に終息する気配がありません。その上、オミクロン株の致命率は季節性インフルエンザより高く、さらに夏季にも流行するタチの悪さがあります。

きよしクリニックは、今後『新型コロナによる死亡』や『新型コロナ後遺症』に悩む方が増えることを非常に懸念しています。