百日せきは百日咳菌によって発生します。激しい咳をともなう病気です。

主に気道の分泌物によって感染し、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなり全身が青紫色になったり(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎など致命的な合併症に進展することもあります。

1歳以下の乳児、とくに生後6ヵ月以下の子どもでは亡くなってしまうこともあります。百日せきにかかった場合、一般に0.2%(生後6ヵ月以内の場合は0.6%)の子どもが亡くなります。

ワクチン接種により、百日せきの罹患リスクを80〜85%程度減らすことが出来ます。