急性の胃腸炎で、乳幼児期(0〜6歳ころ)にかかりやすい病気です。主な症状は、水のような下痢・吐き気・嘔吐・発熱・腹痛です。5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染します。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40〜50%前後はロタウイルスが原因です。

重症胃腸炎を予防するため、令和2年10月1日からロタウイルス感染症の予防接種が定期接種になりました(生後14週6日まで)。

ワクチン接種で、ロタウイルス胃腸炎による入院患者を約70〜90%減らすことができます。