破傷風菌は世界中の土壌に広く分布し、日本でも年間約100例の発生があります。途上国に限らず、土壌との接触が多い場合は感染のリスクが高いため、地震や津波など自然災害の救援援助に赴く場合などは特に接種が推奨されます。

日本では1968年頃からDPT(diphtheria, pertussis,tetanus)ワクチンが導入されたことで、小児期定期接種に破傷風トキソイドが加わり、小児の発生はほとんど無くなりました。破傷風の大多数は、破傷風トキソイドの接種を受けて いない40歳代後半以降の世代です。

WHOやCDC(Centers for Disease Control and Prevention)は、『基礎免疫完了後はおおむね 10 年毎の追加接種』を推奨しています。基礎免疫が完了している場合、追加免疫は1回の接種で可能ですが、小児期に基礎免疫を受けていない世代 では計3回の接種が必要です。